今日は、経営者の右腕が育ってきた企業様のお話です。

こちらの企業様の支援が始まったのは、
「離職が多く、都度採用するも大変だし、育ってきたかと思うと辞めてしまうので困っている。離職をとめたい」というご相談からでした。

お話をお伺いしてみると、確かにいろいろな要因が複雑に絡み合い、離職が止まらないのもよくわかりました。
要因が多岐にわたっていたため、いろいろ手を打たなければならないのですが、手を打つにも順番があります。
この企業様では、その他の施策もしながら、一旦の大きな目標として経営者の右腕・幹部をつくることを並行して行いました。
経営者と従業員間の溝を埋めることが重要だからです。

先日も問題勃発。
しかし、今までなら話し合いにすらならなかった経営陣と従業員という関係でしたが、経営者と”右腕・幹部” として話し合いができるまでに発展。
そうなると、お互いの理解が進むので、大きな問題には発展しないのです。
こちらの企業様では、「辞めます」という言葉が死語になるのも間近です。

ここまで読んでいただき、『話し合いをすればよいのか』と思われたと思いますが、ご承知の通り、話し合いができるようになるまでが険しい道のりなのです。

離職が増える要因はいくつか考えられます。
ただ、離職に限らず、業績不調、モチベーション低下、新事業がうまく立ち上がらないなど、組織の問題を解決する大きなカギの1つは、経営者の右腕・幹部・リーダーを育てることです。

あなたの会社では、右腕、幹部、リーダーを育てていますか?

(文:菅生としこ)

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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