先日、こんなお話を聞きました。
「何が起きてるのかわからないが、成果があがらない。もう何からしたらよいかわからない」

あまり成果があがっていない組織、目標が思うように達成できない組織は、どこかがおかしなことになっています。
どこがおかしなことになっているかは、その組織によります。
でも通常は、一体全体、何が起きているのかがわからないのです。
なぜなら、基本的には自分の目線でしか物事を見られないからです。
自分の目線で物事を見ても、うまくいっていないところを解像度高く見れなかったり、うまくいっていないことすら、気づけないかもしれません。

現実は、どんな人も「自分が見えている世界がすべてだ」と思いがちです。
一人一人見えている世界が違うにもかかわらずです。
ですから、結構「自分の考えが正解」だと思っているのです。
極端なことを言えば、職場の全員が、「自分が正解だ」と思っている組織となりますが、かなりうまくいっていないことが想像できます。

では、うまくいっていないけれど、どこに問題があるかわからない場合には、どうしたらよいか。

  1. 自分以外の目線を入れることです。
    職場のメンバー、お客様、部下、上司に聞いてみるのも重要です。
    ただ、関係性がよくなかったり、目的目標が共有できていなければ、望むような意見はもらえないかもしれません。
  2. 全くの部外者、第三者に意見を聴いてみるのも大切です。
    似通った思考ではないからです。
  3. 職場のメンバーがどのように感じているのか、考えているのか、どのように物事を見ているのか確認するツールもお勧めです。
    アンケートや診断系です。

弊社がお手伝いさせていただく時も組織診断を実施し、何がどうなっているから成果があがらないのかを見極め、どの順番に手を打てばよいかをお伝えしています。

1番、2番を行ってもうまくいかない場合には、お声がけくださいね。
サポートさせていただきます。

菅生としこ

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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