ストーリーが面白さを倍増させる


菅生の一言

Todasy’s センテンス『ストーリーが面白さを倍増させる』


絵画に興味はありますか?
興味がある人もない人にもお伝えしたいことがあって今日はこの本にしました。
ぜひ最後までお読みくださいね。

今日は『死ぬまでに観に行きたい 世界の有名美術を1冊でめぐる旅』です。
有名美術の紹介がしたいわけではありません。
ご紹介したいと思った理由は、ストーリーが面白さを倍増させる、物事の見方や行動を変える、という話です。
本の中での最初の旅はフランス・パリ、ルーヴル美術館です。

ルーヴル美術館

こんな写真をご覧になったことのある方も多いのでは?
行ったことあるよ!!!という方もいらっしゃいますよね。

なぜ、ルーブル美術館にエジプトのピラミッドがあるのか。
気になりますよね。
この本によれば、ルーブル美術館はルーブル宮殿と呼ばれる王宮を改装したとのこと。
当時は王宮の広場にエジプトのピラミッドを建てるとはどうなんた!!
ということで大論争を巻き起こしたとのことです。
なぜなら、フランスはエジプトを支配していた時代があり、多くの人がエジプトを下に見ていたから。

そう思ってルーブル美術館のガラスのピラミッドを見るとまた見方が変わりますよね。
この本には、「そうだったんだ~」というストーリーがいっぱい!

そうなのです。
私たちは、いつも何かのストーリー(情報、視点、知識、考え方など)に触れることで、見方を変えることができるのです。
あなたも、そしてあなたの会社の社員さんも同様です。
なぜその経営理念なのか、
なぜそのビジョンなのか、
どんな背景があり、その計画になったのか、
このシステムが導入された意図や目的はなんだったのか?
何かの決定事項やルール、制度などどんなものにもストーリーがあります。

そのストーリーを伝えるだけで、社員さんのそれに対する見方が変わり、行動を変えることが多々あります。

そんな気持ちで軽く読んでみるのもオモシロイ1冊です。
私も美術館に行きたくなりました。
ちなみに、日本では「東京国立博物館の北斎」「足立美術館の横山大観 紅葉」が本の中で紹介されています。
本を読んでから見に行ってみるとオモシロさ倍増間違いなさそうです!

“ピラミッドと言えばエジプトの文明です。まさにフランスの歴史を象徴するこの広場に、「海外のルーツ、しかもエジプトの建物を建てるのはどうなんだ!?」と批判がありました。”

“この論争の100年前にエッフェル塔が建ってるんですが、「この歴史あるパリの街に鉄くずの塔を~!」ってさんざん叩かれたんです。”

出典:『死ぬまでに観に行きたい 世界の有名美術を1冊でめぐる旅』ダイヤモンド社
著者:山上やすお著

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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