先日、東京出張で、初めて池袋に泊まった時のことです。

宿泊翌日は、朝8時~9時半、9時半~12時半、13時~16時まで、オンラインのミーティングがみっちり詰まっていました。
オンラインなので、ホテルでレイトチェックアウトさせてもらって、ホテルでミーティングしようかなと安易に考えていました。
そして、夜遅くにホテルにチェックインしたときに確認すると、レイトチェックアウトはしていないというではありませんか(事前に確認しておくべきでした)。

これは困った!と、近所のシェアオフィス的なところを探すも、土地勘がないことも手伝い、予約が取れるよさげなところが見つかりません。
近くのカフェも探してみました。
電源付きのカフェ、あるじゃないですか。
ほっと一安心。
翌朝、カフェに向かいました。
しかしながら、今度はカフェが見つからない。
三重県に住んでいるので、全く土地勘がありません。
仕方ないので、オープンしているその辺のカフェに入りました。
しかし、電源はありません。
何とかミーティングは9時20分終了。
次は、すぐに9時半からのミーティングです。
案の定、PC電源が落ちそうになり、途中からスマホからミーティング参加に切り替える始末。
休憩中に、更に別のカフェを探し、ようやく落ち着いてミーティング参加し、12時半終了。
内輪のミーティングだったのでまだ大きな問題なく安堵。

もちろん、セミナー登壇だったら、そもそも最初からしっかりお部屋を確保しておくのですが、ミーティングだったので油断していました(苦笑)。
12時半~13時までの時間で、コーワキングスペースを再度探し、移動し、13時からは落ち着いてお仕事できました。

そして夜18時からはリアルでコーチングのスキルトレーニングでした。
仲間にその日の出来事を話すと、「なんだ、もっと早く言ってくれれば、いろいろ紹介したのに、こことか、こことか・・・」出てくるわ、出てくるわ、よさげなお部屋。

そうなんです、もっと早く知っていそうな人に聞けばよかった~、というお話です。
こういうことって組織の中でも起きてますよね。
自分が一生懸命調べたり、考えたことを誰かに話したら、「えっ?知らなかったの?」と言われた経験ありませんか?でも、誰に聞いたらよいかわからなかったから調べたのです。
また、聞こうかどうしようか迷って、忙しそうだから聞けなかったということもありますよね。
年上の方や上司には、こんなことで手を煩わせてしまうのはどうかな、など考えてしまうのです。

本当は手を貸し合えるチームがいるのに、チームの力を使えていないことが多々ありますよね。

誰がどんな情報や経験、知恵、アイデアを持っているのか、お互いを理解できていないこともあるでしょう。
また、聞きたいけど、聞きにくいのは、チームとして達成しなければならない目標を全員が共有できていない時に起きがちです。
相手は自分の目標達成に力を貸してもらえるのか半信半疑な感じですね。
となると、チーム間の関係性・信頼関係が希薄になっている可能性もあります。
というより、様々な要因で、チームの力を使えないことがあるのです。

チームの力、チームに所属する個人の力を最大限活用できるようなチームづくりをしたいものですね。

ちなみに、私の場合は、池袋に明るい仲間を知らなかった、という話でした。
その彼女は、前職の勤務地が池袋だったとのこと。
いろんな話をするって大切だなぁと改めて感じました。

綱渡りの一日で、精神的に疲れましたが、いい勉強になりました。
困った時には、いろんな人に助けてもらおうと感じた日でした。
困った時は、お互い様ですよね!日常生活も、仕事も。

文:菅生としこ

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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