菅生の一言

社員の幸せと会社の利益は両立させる

皆さんは、
会社が儲かれば、結果として社員が幸せになるのだと思いますか?
それとも、
社員が幸せになれば、結果として会社が儲かるのだと思いますか?
いろんな意見があると思います。
立場によっても変わると思いますし、ご自身の経験によっても意見が違うと思います。

会社が儲かっても社員が幸せになるとは限りません。


なぜなら、社員の幸せは、お金だけではないから。

(社員に利益を分配するという前提はありますが。)

なぜなら、自分の力が発揮できていないから。

なぜなら、無理な目標達成にコミットさせられたくないから。

などなど社員の幸せは様々なところにありますよね。


また、
社員が幸せになっても、会社が儲かるとも限りません。
なぜなら、社員の幸せは会社が儲かることと直結しているとは限らないから。

しかし、私はこう思うのです。

社員の幸せか会社の利益、どちらが先かというよりも、
社員の幸せも会社の利益も両方実現する組織を絶対につくる!

その一心で、
日々クライアント先の経営者さんや社員さんと話をし、どちらも得られる方法を真剣に考え、伝え、実現してきました。
目指すは常に、社員も幸せで会社の儲かる会社です。
それができなければ、組織開発コンサルタントとして価値はありません。

(上記は参考までに。かなり極端に表現しています)


目指す組織の姿は企業様によって違いますが、

殆どの企業様は概ね、

左上の「会社の利益大×社員満足大」を目指しているのではないでしょうか。

あなたの会社はどうですか?

それをどのように実現するのかは、様々な方法があります。
たとえば、1on1やOKRです。

そうです。

たまに菅生のメルマガ・ブログなどで耳にするワードです。


この話はまた今後。

今日は、社員さん目線での幸福について、こちらの本で面白い研究がされているので、ご紹介します。
「ホワイト企業大賞」の企画委員である慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 前野隆司教授の本です。
いい会社をつくりたい経営者様、人事部様は必読です。

Todasy’s センテンス『社員の幸せと会社の利益を両立させる』

“ 企業は本来、社員をはじめ、あらゆるステークホルダーを幸せにするために存在するはずなのに、「儲からなければ幸せにしたくてもできない」と利益の確保を追求するあまり、どれだけ儲かっても、肝心の働く人々が満たされないという本末転倒に陥っているのではないでしょうか。”

“ 人生の幸せは「幸せの4つの因子」を満たすことによって得られるー。これが、幸せのメカニズムのポイントであることが明らかになりました。(中略)幸せの因子をご紹介しましょう。次の4つです。
第1因子「やってみよう」(自己実現と成長の因子)
第2因子「ありがとう!」(つながりと感謝の因子)
第3因子「なんとかなる!」(前向きと楽観の因子)
第4因子「ありのままに!」(独立と自分らしさの因子)”

”ホワイト企業、すなわち“いい会社”とは、そもそもどういう構造になっているのだろう?その経営には、どのような原理や特性が働いているのだろう? 多くのホワイト企業に共通するメカニズムがあるとすれば、それを明らかにすることは、「幸せの経営」の実践に大きく資するに違いありません。”

”ホワイト企業大賞のアンケート結果をコンピュータで解析してみました。そう、私の得意技の因子分析です。結論からいうと、きれいに3つの因子が出てきました。(中略)「いきいき」因子、「のびのび」因子、「すくすく」因子”


出典:『次世代日本型組織が世界を変える 幸福学×経営学』内外出版社
著者:前野隆司 小森谷浩志 天外伺朗 著

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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