三重県男女共同参画審議会、今年も始まりました

男女共同参画審議会の委員を拝命しております。
今年で8年目。

毎年のことですが、年に5~6回、審議会が招集され、三重県の男女共同参画の視点から、県民代表(菅生の場合は、企業の経営者代表)として、各部局の方々と様々な意見交換をする場です。
このような取り組みがあるからこそ、男女共同参画も少しずつですが進んでいくのだなぁとしみじみ感じています。

男女共同参画は、女性の地位向上というよりは、人権問題です。
男性、女性に関わらず、人権を尊重することで実現していくのです。

男性が女性の人権を尊重していない、ということもあるかもしれませんし、女性自身が女性の人権を尊重していないこともあります。また女性が男性の、男性が男性の人権を尊重していないこともあるのです。
いわゆる”性の役割意識”です。
そしてここには、LGBTQの方々も含まれますので、様々な視点から考える必要があります。

性の役割意識はかなり根深く、
私が昔から思っていることがあります。

それは、

男性、女性という時点で、何かしら性の役割意識があるということ。男性も女性も同じ人間です。もちろん、身体的に役割が違う部分もありますが、それ以前に一人の人間です。一人の人としての尊厳を尊重すべきだと思っています。そこを無視してはいけないと思うのです。

そしてもう少しいうと、
男性、女性と分ける必要ないんじゃないですか、と思っているのですが、そう思っていること、あえて反応してしまうところが、すでに性の役割を意識したうえでの発言になっているのではないかとも思うこともあるのです。
これは、私自身にも当てはまっています。根深いです。
もしかしたら、そこまでは考えすぎなのかどうかもわかりません。
しかし、反応してしまう時点で何かしら男女の区別をしているのかと思ってしまうのです。

答えはありませんが、
まずはこうして意識するところから、

そしていつか自然と男女共同参画が実現できている社会、
そんなことを唱えなくてもよくなっている社会になっているように、

お手伝いができたらと思っています。

どんな人もみんなが安心、安全を感じ、幸せに豊かな暮らしができますよう。

(2023年7月24日)

菅生

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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