菅生の一言

『チームビルディングは谷をくぐったその先にある』

チームワークではなくチームビルディングを求められている昨今です。
チームビルディングをするなら、多様な人材が輝き、活躍するチームにするということ。
同質な人同士でなければ、分かり合えないことは多々あるわけです。
多様なメンバーによるチームビルディングまでのプロセスとポイントが小説仕立てで理解できる一冊です。

『チーム・ダーウィン』

Todasy’s センテンス

”実は今度、新しいプロジェクトを立ち上げることになりました。
会社にとって極めて重要なプロジェクトです。(中略)。
でもこのメンバー、すごいね。ひとクセあるどころか、変人ばっかし。
おまけに、昼行灯が元締めとくれば、まともなプロジェクトじゃないかも。”

”それだよ、空想。タイムマシンに乗って明日に行ってみる。半年後に行ってみる。
三年後に、五年後にタイムスリップしてみる。
そのとき、自分は、どんなふうになっているのか、会社がどんなふうになっているのか。
それをじっくりと観察する、とことん具体的に思い描いてみるんだ。未来の現実だ。”

”なるほど、プロジェクトの未来、つまり、ビジョンを確認してから、
それにふさわしいリーダーを選びたい。
そういうことですね”

”会社の人間関係というのは、ルービック・キューブみたいなものだから。”

”ルービック・キューブって、ひとつの面の色を合わせようとすると、他の面がどんどん合わなくなっていくじゃない。
まるで会社の人間関係のそのものに思えてくる”

”みんなが、自分の物語だけをぶつけあっていたら収集がなくなっていくのは当然だ。
一人ひとりが、どんな考えの癖をもっているのか。
どんな色眼鏡で世界を見ているのかをひもといてみなければ、理解しあうことは不可能だろう。”

”みなさんと話し合っていると、大きな脳の一部に組み込まれたような
不思議な感覚になりました。(中略)。
それはみなさんがビジョンを共有できたらからでしょうね”

”チームというのは、取り替えのきく部品ではなく、あくまで生身の人間たちの集まりですから”

出典:『チーム・ダーウィン「学習する組織」だけが生き残る』英治出版
著者:熊平美香

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