菅生の一言
『経営は常に選択の連続。』
ビジョンを決める。戦略を決める。リソースの配分を決める。人を採用する。取引先を決める。
経営は常に選択の連続です。コモディティ化が進む昨今での選択のヒントがここに。抜粋してお届けします。
*今日の一冊は、星野リゾート星野社長が教科書にしている本の一冊です。
Todasy’s センテンス
”かつては、商品やサービスの機能や質が他者より優れていれば競争に勝てた。
しかし今、機能上の差別化がますます難しくなってきている。(中略)
必要な経営ノウハウは誰にでも容易に手に入るようになり、どの会社もみな最適な生産性にたっしてしまう。”
”ファイブ・ウェイ・ポジショニングを説く本書では、経営に関わる要素として、
価格・サービス・アクセス・経験価値・商品の5つをあげ、
さらにそのポジションをレベルⅠ(業界水準)・レベルⅡ(差別化)・レベルⅢ(市場支配)と区分している。
コモディティ化に陥らない企業は5つの要素全てでレベルを高めようとはしていない、
むしろ意図的にそうしないことが大切だ”
”一番重要なメッセージを伝えよう
・消費者の頭の中で価値を持つのは、5つの要素全体の「総合点」である。
成功を目指すすべての企業が、例外なく満たさなくてはならない「最低水準」があるのだ。”
”(サービスで戦う選択をする場合)消費者の望みにきちんと便宜をはかれる企業になるには、
顧客へのサービスを第1に、販売ノルマの達成を第2に考える、
営業とカスタマーサービスの採用・訓練に力を入れるほかない。
このことは、企業が展開する「報酬・評価プログラム」とも決して無関係ではない。
サービス志向の企業は、社員を馬車馬のように働かせ、使い捨てるようなことをせず、
顧客満足を重視する報酬・評価プログラムを選んで知る。”
”ファイブ・ウェイ・ポジショニングには、ビジネスを調整するツールや手法が詰まっている。
中でもとびきり重要なツールが、人材である。人材は、ファイブ・ウェイ・ポジショニングを実践する際の、
秘密兵器なのだ。”
出典:『競争優位を実現するファイブ・ウェイ・ポジショニング』
著者:イーストプレス,フレッド・クロフォード/ライアン・マシューズ