経済産業省は、ダイバーシティ推進をしている企業の中から「新ダイバーシティ経営企業100選」として、経済産業大臣表彰を実施しています。
ダイバーシティを実践している町工場が数年前、この100選に選ばれました。
これ自体ももちろん素晴らしいこと。
それにより何が起きたのか?
それまでは人材確保には非常に苦労し、20人の応募者を集めるのに必死だったにも関わらず、翌年から応募者なんと2000人!!!
これにより、優秀な人材の応募ももちろん多く、中には外国語堪能な学生も。
(選考の苦労という嬉しい悲鳴はありますが。)
なぜこんなことが起きたのか?
理由は簡単。学生は就職先選びに際し、賃金もさることながら、働きやすい職場であるか、自分を大切にしてくれる企業であるか、社会に貢献できる企業であるか、をしっかり見ているから。
もちろん人材確保に困らなくなりました。
そしてさらには、
外国語が堪能な学生の入社により、
海外進出したい!!!という社長の夢がかなったという話。
もちろん、この町工場さんの高度な技術があってこその話です!!!
そのうえで。
ダイバーシティは経営戦略であることは、
人材確保に困っていた多くの企業で実感され始めています。
ダイバーシティ経営していない企業が人材確保で苦労する日は遠くないですね。
*誤解のないように申し上げますが、町工場というのは大企業では全く太刀打ちできないニッチな分野において非常に高品質な部品などを作ってくださっていますし、このような素晴らしい技術が今の日本を支えてくださっていると心から尊敬しています。だからこそ、それを求めている多くの方々に町工場さんの存在を知っていただけるようなダイバーシティの取組み、働き方への取組みは意義があると感じています。