カンブリア宮殿でも紹介された「株式会社たこ満」。社長に貴重なお話をお伺いする機会をいただきました。
地元密着 地域に愛される会社「たこ満」
株式会社たこ満が経営する「たこまん」。
静岡を中心に18店舗展開する和洋菓子屋さんです。いまどきの1粒2000円するチョコレートを売る高級店ではなく、お客様が毎日でも気軽に食べられるお菓子を作り続けています。
株式会社たこ満の基本理念は「仲良く、楽しく、そして、成長しよう」、経営理念は「ひとりのお客様の満足と、ひとりの社員の幸せ」。
まさにこの基本理念・経営理念の沿って経営されています。「お菓子は家族のだんらんで家族が幸せになる」というお菓子に詰まった社長の思いや、心と情報のやりとりをするデイリー通信(まもなく10000号)」、社員間の感謝の心を伝え合う「ありがとうカード」、社員とその家族の誕生日に感謝を伝える社長からの「バースデーカード(&ケーキ)」、判断基準はお客様の喜びをつくること、全員が株主・オープンな経営状況など、様々な取り組みにすべて一貫性があります。
超地元密着企業、地元から愛される企業
地元の素材を使って、地域の人に喜んでもらう。地域でお客様があまり来なくて困っている公園に地元の野菜をつかったレストランをオープンさせる。店員さんはどこのお店もお客様を大切にする意識が高く、地元の方から非常に愛されている。
だからなんと、採用に困らない!!!
中小企業は少子化で売り手市場の昨今、どの企業でも採用でいい人材が入らないとか、そもそも募集しても応募がない、といった声もよく聞きますが、採用には困ったことがないとのこと。
その理由の第一は、
「親御さんが“たこ満”さんがいいんじゃない?と勧めてくださるから」だとおっしゃいます。
素晴らしい!!!
親子だけでも親戚同士で働いている方も少なくないそう。
身内に勧めたくなる企業、これぞ本物。
そのためには、
地元を愛し愛されること、社員からも愛し愛される、
ことですね。
長続きの秘訣は「想い」
たこ満平松社長がおっしゃっていました。
どんなことも長く続ける秘訣は「想い」。
拡大路線をとらず、地元密着にこだわるのも、テンポが増えれば想いが薄まるから。
想いを持ち続け、ひたすら一貫した行動をし続けることの大切さを学びました。
平松社長、ありがとうございました。