2022年冬季オリンピックは
閉会式を迎えました。
あなたは何が一番心に残っていますか?
もしかしたら…
私は見ていない。
なぜこんなにオリンピックが盛り上がるのか
わからない。
これが
一番心に残っていることだ、と。
人それぞれなので、
そういう人もいるかもしれませんね。
私にとっての一番は
やっぱりカーリング女子。
銀メダルおめでとうございます!
パチパチパチパチ。
銀メダルを取ったから…
というわけではありません。
かわいいのは間違いありませんが、
かわいいから、でもありません。
カーリングはまさにチーム競技。
他にもチーム競技はありますが、
やっぱりチームと言えば、
カーリング女子でした。
私は、チームビルダーとしての
目線で見ていました。
一人一人、何が得意なのか、
スイープが得意、
作戦を考えるのが得意、
チームを盛り上げるのが得意…など
それぞれに得意があり、
その得意なことを発揮するというのが
チームとして機能するための
ファーストステップです。
(人材力)
その上で、
次の一投で
こういう状態にしていこう、
それは、こういう目的からだよね、
だとしたらここにストーンを当てることを目標にしよう。
きっと、こんな感じで毎回作戦立てている
のではないかと推察します。
(組織力)
でもそのビジョン、目的、目標を
達成するために、
最大限のパフォーマンスを発揮
できる状態にしよう!
そのためには、
リラックスしなくちゃ!
だから、常に平常心でいられるよう
肩の力が抜けるように、
互いに声を掛け合う、
笑顔、
いつものようにしゃべる、
失敗しても
次挽回しよ~と声をかける、
駆け寄る、
肩をたたく、
精いっぱいの笑顔をみせる。
いろんなことをしながら
お互いの関係を良好に保つ
行動をしているようでした。
(関係力)
こうやって、
人材力→組織力→関係力→人材力→…
と回し続けているから、
強いチームが出来上がってきたのだと
確信しています。
この人材力→組織力→関係力が
チームビルディングの基本です。
まさにそれを体現し、
実行したカーリング女子だったと
思います。
その過程には、
上を目指すために
お互いに言いたくないことも
言わなくてはならないことも
あったでしょう。
そういった様々な修羅場・谷を
くぐり抜けてきた先に
今回のメダル。
まさにチームビルディングです。
藤沢選手が第1試合、緊張してうまく
投げられなかった時、
みんなにそのことを話をしたと言います。
一般的には、
そんなこと言ったら、
みんなも不安になるんじゃないか、
キャプテンなんだからしっかりしなきゃ、
何とか自分で乗り越えなければ、
と思う場面だと思います。
でも藤沢選手はじめ、
カーリング女子チームは
既にチームだったんです。
誰かが困っていたら絶対に
手を差し伸べる、
逆に、
きっと誰かが助けてくれる、
という深い信頼関係が
できているのだと思いました。
本当に素晴らしいチームです。
私たちは、このカーリング女子のような強いチームづくり、
組織づくりを応援しています。
強いチーム、
強い組織は、
そのチームメンバー全員の
強みの発揮ができるからこそ
作られます。
そして、
強みを周りの人が認めてくれることなどで
居心地の良さにつながりますので、
もっと力を発揮したいと思うようになります。
だとしたら、
成果につながるのは
当然ですよね。
強い組織、強いチームでは
必ず成果がついてくるのです。
カーリング女子の皆さん、
そして、
オリンピックに出場したすべての皆さん、
それを支えてきたすべての関係者の皆さん、
本当にお疲れさまでした。
そして素晴らしい時間を共有
させていただき、
ありがとうございました。
4年後も楽しみです!