市からプロポーザル企画の審査員を依頼された時のこと。
これは、市が主催で行う「市民講座」を行いたい方が考えた企画について
様々な判断基準ー
例えば、
市が行うべき講座か、広く市民が参加したい講座か、
市民講座の目的に合っているか、
などー
で審査をさせていただくという内容です。
驚いたのは、
”市民講座”を開催したいです、
と手を挙げる「非営利の市民団体」がこんなにいる、ということ。
確かに、
市が広報などでPRをしてくれるし、
チラシを配布するときの費用も出るので、
団体の知名度アップには最適です。
しかし、それだけではなさそうなのです。
どの団体さんも、
自分たちの活動は必ずや社会に役に立つ、
という大きな自信を持ち、
それぞれの信念のもと、
非常に精力的に活動をしているのです。
中にはNPO団体もありましたが、
殆どが「活動したいから活動している」団体。
本当の楽し気に、自信を持ち、
やりがいを感じながら企画のご発表をいただきました。
こういう活動をなさっていらっしゃる方々いるからこそ、
様々な影響を様々な方が受け、
大きなうねりとなったり、
議論が巻き起こり、
個人個人の違いを感じることができます。
それにより、自分はどんな意見を持っているのか、
と自分自身を認識することができ、
それにより、周りにも影響が及ぶ・・
まさに、
システムが機能過程そのものだと感じました。
市民団体の皆様の活動は
もっとこんな活動したらいいんじゃないか、と
自己組織化が起こり、
そこに硬直したヒエラルキーがおこっているところに、
様々な議論が巻き起こることで、
レジリエンスが生まれてくる。
(ちょっと難しい説明でしたね。。。
詳しくは「世界はシステムで動く」(ドネラ・Hメドウ著)
(P.120あたりをご確認を)
要するに、
社会が一つのシステムとして機能し
より高度化するために市民団体は大きな役割を果たしている、
ということが言いたかったことです。
じゃあ、それだけ言ってくれよ、って話ですね、
失礼しました。
この本をご紹介したかった気持ちが伝わりました?(笑)
チームが機能するようになるために必要なことが
書かれている素晴らしい本です!
再度、「世界はシステムで動く」(ドネラ・Hメドウ著)
最も言いたかったことは、
市民団体の皆さんの活動のおかげで
社会がより高度に、
そして民度も高度になっている、
ということです。
審査項目にはそのような基準がないので、
加点できませんでしたが、
本当に素晴らしいなぁと思いながら拝聴させていただきました。
プロポーザルにご参加いただいた皆様、
本当にお疲れさまでした。