とある企業の管理職と9時からのコーチングセッションの約束でした。
開口一番、「朝から会議で。。。」とおっしゃるので、よくよく話を聴くことに。
毎週月曜は朝1時間と夕方1.5時間、火曜~金曜は毎朝30分、合わせて1週間に4.5時間。
皆さんは、どう思いましたか?
私は正直、週に4時間半行ってどんな効果があるの?
4時間半かけるなら、こうした方がいいという思考が働きまくりでした。
否定するつもりはありませんが、常にもっとよくするには、という思考が一瞬で働いてしまうんですよね。。。コンサルタントの宿命ですね。
会議の目的は、共有・決定・解決の3つです。
よくきくと、ほぼほぼ共有とのこと。
ただ、全部ムダな時間というわけでもなく、「おしりを叩かれるのは大事だし、数字を共有してもらうことでもう少し頑張ろうという気になる」そうです。
それはそれで大切だとは思いますが、もう少し効率よく、効果があがる会議の方法があるぞ!!!と組織開発コンサルタントとしては思うわけです(笑)。
かなりもったいない時間の使い方でしたので、少しずつ会議のやり方を変える方法を提案しました。
なぜなら、会議は共有を極力減らし、決定と解決に時間をかけるのが鉄則です。
そして会議は、組織を活性化させることもできるし、停滞させることにも繋がります。
あなたの会社の会議は、活性化していますか?
決定と解決に時間を使えていますか?
文:菅生としこ

菅生としこプロフィール
トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!