「組織開発って何ですか?」とよく聴かれます。
興味を持っていただき、素直に嬉しいなぁと思います。

私は、あらゆる企業に大小様々な組織開発が必要だと思っています。
理由は、
現在、うまくいっている企業は、もっとうまくいくために、
現在、うまくいっていない企業は、うまくいくために。

組織開発は、そのために行うものです。

「うまくいっている」という定義は、企業によって違います。
売上利益があがる、人材が定着する、社員がいきいき働き続けてくれる、などなど、まちまちです。

しかし、今よりもっとよくしたい、と思っているのであれば、「組織開発」という言葉を使っても使わなくても、企業・組織をよくする活動が必要です。

シンプルに、
「よりよい組織への変革」は、組織開発だという認識で間違いありません。

組織のパフォーマンスを最大化させ、社員の自律性を高め、お客様に喜んでいただき、業績をあげる。

これが組織開発です。

あなたの会社でもいろいろやっていると思います。
例えば、組織開発の要素として、人材開発があります。
人材の強みを発掘したり、開発したり、伸ばす取組です。
また、会社にある仕組みづくりも1つです。
人事評価制度、目標管理制度、賃金制度、教育制度、採用活動など。
中長期計画の策定や、ミッション、ビジョン構築なども組織開発の要素の1つです。

そして、組織開発を行う上で重要なのは、

組織のパフォーマンスの最大化だけではなく、
社員の自律性や能力アップだけではなく、
お客様に喜んでいただくだけではなく、
業績をあげるだけではありません。
何かを1つ行えばすべてがうまくいくものではないのです。
すべてを有機的につなげて、それぞれの成果を高めることが組織開発です。

組織開発では、
組織の中や、市場、組織、お客様、従業員など、すべては、同じシステムの一部だと考えます。
そのシステムの中は、すべてがつながっているので、どこかに手を加えればすべてに変化が起き、どこかが自然と変化すれば、すべて自然と変化する、という考えます。まさにバタフライエフェクトです。
そして、世の中は諸行無常です。

ですから、システムを理解できていなければ、
何かひとつ取り組んだだけでは成果まで遠くで、思ったような成果がでないこともあるし、必要のないことをしてしまうこともあるし、
逆に知らないうちに大きな成果に結びつく、ということもあるわけです。

意図的に大きな効果を生み出せるような、効率的にスピーディに取り組めるような手を打つことが、組織開発です。

組織には、リソース、強み、取り組み、人材、仕組みなど様々な要素があります。

組織開発とは、
それらを有機的につなげることで、組織を動かすこと、です。

市場やお客様の動きのダイナミックさ、速さの変化を見据えながら、組織を大きく動かさなければならないのか、スピーディに動かす必要があるのか、取組を行う会社の体力がどの程度あるのかで、組織開発をどの程度どのように行うかが変わります。
継続的に行うものなので、会社の状況に合わせて程度の強弱をつけるとよいです。

蛇足ですが、組織を早く変化させたい方、大きく変化させたい方、なるべくムダなく取り組みたい方なら、外部コンサルを入れることが主流になりつつあります。

あなたの会社は、あなたが想像しているようなスピード感で動いていますか?

文:菅生としこ

AWESOME EYEは、組織開発の専門家です。
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