先日、インフラ系企業様での管理職研修に登壇したときのことです。
研修の中でお悩みを聞いてみると、ほとんどが「人」に関するお悩みでした。
主には、
・部下同士の関係性がよくない
・やる気が低い
・業務負荷の偏りが気になる
・メンバーがバラバラ
・生産性があがらない
・やりたい仕事を与えられない
・言いたいことが伝わらない
などです。
経営者の方からいただくご相談も、ほとんどが「人・社員」に関するお困り事です。
お困り事があるということは、達成したい目標・状態があるのに、何かの阻害要因があり、達成できていないという状態なのですが、阻害要因の根っこは「人」だと認識しているということです。
この「人」の問題を何とかしたいと考えている方が、経営者から一般社員まで非常に多いのです。
では、阻害要因の根っこである「人」の問題を、どのように解決したらよいのでしょうか。
やり方はいろいろあります。
その中でも、あらゆる活動のベースになり、そして大きく影響を及ぼすのは
・相手の話を聴く
・相手を知る
・相手に合わせて伝える
の3つです。
この3つができれば、多くの問題は解決します。
コミュニケーションが大事ってことですね、と思った方も多いかもしれません。
コミュニケーションと言ってしまえばその通りですが、コミュニケーションという言葉を使うと、抽象的過ぎて何をどうしたら問題が解決できるかが、わからなくなってしまいます。
ですから、今日はあえて、“コミュニケーション”というわかりにくいカタカナ語に惑わされずに
「聴く・知る・伝える」の力を徹底的に高めること、だとお伝えします。
これらは企業内活動のすべての基本です。
コミュニケーションって難しいですね、とよく聞きます。
なぜ難しいのでしょうか。
それは、本当の意味で、「聴く・知る・伝える」とは、どういうことかを知る機会や練習する機会がなかったからです。
学校の授業や家庭でも、教えてもらったことはありません。
先生や親から、「ちゃんと聞きなさい!」と言われたことはあっても、聴く方法などを教えてもらった人は、かなり少ないのではないでしょうか。
まずは、研修などで誰かに教えてもらい、知識を得て、実践とフィードバックを繰り返すことで必ず上達します。
「聴く・知る・伝える」ができるようになると、
・社員、部下から信頼されるようになります。
・あなたのいう事に 耳を傾けてもらえるようになります。
・言った言わないの議論はなくなります。
・社員・部下との会話でのストレスが軽減されます。
・あなたが伝えたいことが伝わるようになります。
社内の多くの人ができるようになると、コミュニケーション不足、コミュニケーションエラーで困ることがなくなります。
そのような会社にしていきたいと思われた方は、お気軽にご相談ください。
もっと社員が働きたくなる会社、業績が向上する会社にしていきましょう。
文:菅生としこ
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- トヨタ自動車在職中から30年間で培ってきた知見を公開 !!
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菅生としこプロフィール
トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!