熱意ある社員は5%、逆に熱意がない社員は95%。
では、入社時から熱意がない社員は95%もいましたか?
猫をかぶっていたらわからないかもしれないと思われたかもしれません。
しかし、本当に熱意がないなら、仕事を早く覚えようなどとは思いません。
わからないことがあるから教えてほしい、などとも思わないのです。
入社時には熱意があっても、熱意が失われていく人が多いのです。
熱意を失わせる要素もあれば、熱意を高める要素もあります。
その要素とは・・・
熱意を上下させる要素
個人の資質×環境が熱意を上下させます。
まずは個人の資質についてお伝えします。
もともと個人の中に持っている、熱意につながる
・火種のありなし
・火種の量
・火種の発火しやすさ
が要素になります。
最初から火種がなければ熱意は高まりません。
火種はたくさんあれば、発火させやすくなります。
1つの火種だけでなく、数個の火種に火をつければ大きな熱意につながります。
火種の発火しやすさという点では、火種に火をつけたらすぐに火が付く場合と、火がつくまでに時間がかかる場合もあります。
また、いつまでたっても火がつかないと諦めたくなりますが、火種があるのであれば、いつかは火がつくのです。
この3要素が絡み合い、いつ、どのくらい高めることができるかを左右します。
そして、この個人の資質は、外部の環境が火をつける場合もあれば、自分で自分の火種に火をつけられるかどうかも大きく影響します。
いわゆる内発的動機づけ、というものです。
外部の環境からではなく、内から火をつける方が大きな火となり、外部環境に左右されない火となります。
次回はこの内発的動機づけ、についてお伝えします。
(文:菅生としこ)
菅生としこプロフィール
トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!