前回は、学習、成長していることに気づけるようになる方法についてお伝えしました。
今回は、前回の内容を踏まえて学習力を高める方法についてお伝えします。

学習力を高める方法

学習力を高める方法は、経験学習サイクルを回すということです。
大きく4つの要素があります。

  1. やってみる
  2. 振り返り、内省する
  3. 教訓を引き出す
  4. 次の機会に適用する

この4つを順番に行うのです。
これをやり続けているだけで学習力はあがります。
「こんな簡単なことで!!!」というかもしれませんが、事実です。
そして、やり続けることが非常に難しいからこそ、学びが定着しないという状況に陥ります。

大手企業が採用したい人材とは

大手企業に限らず、どんな企業でも学力の高い学生を採用したいと思いますよね。
採用の際にもっとも重要なのは、学力の高さではないのです。
実は、学力をつけてくる過程で得られた学習力を見ているのです。
大手企業は採用競争力があるので、入社時から学習力の高い社員を採用することができます。
学習力、本当に重要です。

採用と育成

という話をすると、「やっぱり採用競争力が大切だ」という話になりがちですが、それだけではダメです。
なぜなら、新しく入社された方は学習力があったとしても、今いる大勢の社員の学習力をあげなければ話になりません。
仮に「全ての社員を学習力のある社員にし直すつもりだ」という企業様は、ぜひ採用競争力を高めることに専念してください。
しかし、そのつもりはない大半の企業様は、採用以前に、今いる社員の育成社員の学習力向上に力を入れることが極めて重要です。

学習力向上が必須

学習力というのは、先ほどご紹介した経験学習サイクルを回し続ける力です。
振り返り次につなげ、それを愚直に繰り返すことができる力です。
学習力があれば、必ず成長します

社員全員の学習力があがった時を想像してみてください。
全員が常に業務の改善を図るようになるということです。
新しい事業を行ったとしても、失敗で終わらせず、成功するよう考えて行動し続けることができるということです。
あなたが指示しなくても、自ら考え、さらに良いアイデアを出し続け、行動し続けるようになるということです。

あなたの会社では、どんなことが起きそうですか?

私は考えただけでワクワクしてきました。

もちろん、学習力はすぐには身につきませんが、身につけば一生ものです。

社員さんに早めに身につけてもらいたいですか?

それとも、しばらく様子を見続けますか?

「うちの社員は無理かも・・」と諦める必要はありません
学習力は必ず身につけることができます!
更に話を聴いてみたいという方は、一度お気軽にご連絡ください。
楽しみにお待ちしております。

文:菅生としこ

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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