菅生の一言
Todasy’s センテンス:『言い方が9割』
皆さんはこんな経験ありませんか?
・自分の思う通りに動いてほしいのに、なぜ動かないのか。
・あれだけやってあげたのにこんな裏切り、あり得ない。
・子供に何度部屋を片付けるように言っても一向に片付ける気配がない。
・あんなによくしてもらったのに、断るなんてできない。
・本当は反対なんだけど、ここで反対と言ったら会議が終わらないから、賛成にしておこう。
・あの人に意見をしたら10倍になって戻ってってくるから、もう言わない。
多くの皆さんは一度や二度、いえそれ以上、こんな経験をされたことはありませんか?
こんな時、自分の感情が揺さぶられている可能性がかなり高いです。
そうすると、感情が態度や言動に影響を及ぼし、攻撃的な態度や自分の存在を消すかのように
受け身・消極的な態度になってしまうのです。
これは、意識していない、トレーニングしていないと、そうなる傾向があります。
人と人は違うので、
その態度や言動を見聞きした方は、
・怒られたと感じたり、
・必要なことも言わない選択をしてしまったり、
・もっとちゃんと考えろよ、と思ったり、
・言いたいことを必要以上に言ってしまったり、
するのです。
それは、単なるコミュニケーションの話では済まされず、
仕事がスムーズに進まない、素晴らしいアイデアが表舞台に表れない、
意見を言っておけばこんなことにならなかったと自己嫌悪、
なんで言わなかったんだ、とさらに炎上、
となってしまいます。
これでは成果が出ないし、相手への好き嫌いという感情になってしまうのです。
かなり深刻です。
私たちは感情が揺さぶられた時にこそ、言い方に気をつけなければなりません。
そのように様々な配慮をしながら話をすることをアサーティブと言います。
言い方次第です。
言うべきことは言う、言う時には言い方に気を付ける。
成果をあげ、関係を良好に保つ方法です。
”アサーティブネスとは、人の言うがままになるのでもなく、また人を操るのでもない。第三の道です”
”(アサーティブ行動とは、)人を取り仕切ったり、人の権利を否定したり、威張り散らしたりすることではありません。アサーティブネスとは、自他ともにすべての人の権利を心から大切にすることなのです。”
出典:『自己主張(アサーティブネス)トレーニング』東京図書
著者:ロバート・E・アルベルティ/マイケル・I・エモンズ著
菅生としこプロフィール
トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!