新しい価値の発信方法としての会社見学会
先日、愛知県名古屋市にある印刷会社
株式会社マルワ様の会社見学をさせて
いただきました。
来られるお客様をファンにする見学会を
戦略的にすることでの効果を実感してきました。
訪問いただいたお客様にファンになっていただく方法
様々な企業様を仕事で訪問させていただくこともあれば、
見学会で訪問させていただくこともあります。
どの企業様も会社の取り組みをお客様に理解していただけるような
様々な取り組みを掲示したり、ご担当者様や新入社員様、時には社長様自らご説明
くださることもあります。
そのたびに、各社様の素晴らしい活動に感動するわけですが、
その会社のファンになる場合と、感動で終わる場合とあるわけです。
その違いは何か。
・社員が来社するお客様のことにどこまで思いを馳せ、それを行動に落としこむことができるか(おもてなし)
・一緒に仕事をするお客様のために主体性を発揮し、最大限の価値を提供しようとしているか伝えることができているか
これらは、決して商品やサービスの価値を伝えることに注力するわけでもなく、会社の経営理念をどのようにブレークダウンして社員が業務遂行しているか、ではないのです。
心理学的に、人は自分のことを考えてくれる人に好感を持つ、人を喜ばせることが楽しく、イキイキとしている人(自分の使命が明確な人)に惹かれる、といった性質を利用としている、と言ってしまうとビジネスライクですが、それをビジネスとして頭で考えて動くのではなく、心で対応できているかどうか、がポイントではないでしょうか。
ビジネスでは、思考だけでなく感情も活用することがポイント
やはり、ファンにする、人との気持ちを動かす、というのは、
人の感情に訴えかけることが必要だということ。
ビジネスは思考一辺倒になりがち、
いえ、感情に支配されることなく思考一辺倒でなければ
大勢が一緒に仕事をすることは非常に難しくなります。
しかし、感情をバランスよくビジネスの中に織り込むことも重要な時代に
なりつつあることを最近感じています。
そして、マルワ様では、社員がお客様のことを思い、
鳥原社長が社員のことを思っていることを発信するからこそ、
見学なさった方々にファンになっていただけているのだと確信しました。
見学会は社員育成でもある
見学会に来ていただくということは、
社員にとっては、お客様に何を見て何を持って帰っていただくか、
主体的に考えるきっかけになるということ。
そして主体的な社員さんが増えるだけでなく、
社員さんはいい仕事をしているところをみてもらいたいと意欲もあがり、
お客様からかけていただく言葉でますますモチベーションがあがる
とのこと。
見学するお客様×会社×社員の
3者のメリットがあるのだなぁと改めて実感しました。
もちろん、それは取引先様にも好影響を与え、地域へ還元され、
ますます愛される企業になる仕組みなのです。
見学させていただきました株式会社マルワ 鳥原社長、鳥原副社長、
そして社員の皆々様、素晴らしい見学会を企画いただき、
ありがとうございました。