メンター導入の勧め
※本ブログは、YouTube動画「メンターが新入社員を伸ばす」(文末)のポイントを抜粋した記事となります。
皆さんは、新入社員にどのように育って欲しいですか?
また、新入社員に対して、継続的に成長するための取り組みをされていますか?
弊社では、新入社員を迎える企業様へ、
まず「一人一人にメンターをつける」ことをお勧めしています。
その理由は、新入社員が安心して仕事に集中でき、また成長していけるからです。
メンターの役割とは
では、メンターの役割とは、どのようなものでしょうか?
大きく3つの役割があります。
役割 | 補足 |
---|---|
1.業務を教える | 担当業務内容に加えて、働き方、各部署の仕組み、会社生活等を含めて教える場合もある。 |
2.サポートや、ケアをする | 困った時、不安な時、心のケアを含めてサポートしていく。 |
3.成長していくための支援をする | 知識も増え、業務ができるようになってきた後に「今後どのようにしていけば、より良い仕事ができるか」等、声かけや質問をしていく。 |
メンターの心得
「話しかけやすい雰囲気を作ること」がとても重要です。
なぜなら、新入社員は以下のように感じているからです。
・自分からは、話しかけにくいなぁ。
・忙しそうに見えるので、声をかけにくいなぁ。
・もし、これを聞いたら「また同じ事を質問してきた。前にも説明したな」と思われないか不安。
メンターは、「何でも質問してね」「今は同じことを何回聞いても大丈夫(伝え方が悪かったね)」という姿勢で、新入社員が孤立感を感じないようしっかりサポートしていきましょう。
また、「3.成長していくための支援をする」は、最も重要です。
なぜなら、知識を増やし、業務ができるようになっても、新入社員が自分自身で『仕事のクオリティを上げていく事』は難しいからです。しかし、難易度高です。
なぜなら、メンター自身も自分が成長するやり方がわかっていないと部下が成長するための支援は全くできないからです。
そのため、本当にメンターがその役割を全うしようとすれば、成長せざるをえないのです。
だからこそ、メンターを新入社員にぜひつけてみてください。
新入社員のためにも、メンターの育成のためにも。
まとめ
・3つの役割を実行できるメンターをつける。
→ 新入社員とメンターの成長につながる。
成長支援ができるメンターは、以下のように、
成長支援ができる = PDCAが回せる = 経験学習が回せる
メンター自身が成長する方法を身につけています。
もし、「役割が実行できるメンターがいない、メンターの育成ができない」という場合には、外部メンターの導入や、外部にメンター育成を依頼する方法があります。
弊社でも、メンター導入や育成等、成長支援を含めたサポートをしています。
メンターの導入方法や、経験学習について詳しく教えてほしい、など、ご要望、ご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問合せくださいませ。
文責:キャリアコンサルタント 辻 亜希
菅生としこプロフィール
トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!