小集団活動を取り入れている企業さんは世の中にはたくさんある。
私の古巣、トヨタ自動車も小集団活動が非常に活発に行われていた。
大学を出たてで小集団活動の推進を行う仕事をしていた時は、
業務改善や同じ職場の人たちと人間関係を構築すること、
それにより達成感を得ることでやりがいを持てるようになることが
メリットだと思っていた。
しかし実際は、これ以上のものがある。
最近も、数社から小集団活動についてのご相談をいただいた。
小集団活動の本当のメリット
共通して言えることは、
小集団活動により、
- 取り組む職場、組織全体の仕事のプロセスが共有されている。
それにより、誰もが何をしたらよいかが明確なのだ。 - 自分は何をしたらよいか、彼の得意はこれだから彼にはこれをしてもらおう、などと一人一人の強みや個性を発揮できるような場がつくられている。
- 自分たちの役割や求められている期待に敏感になることで、すべきことが見えている。
- 最近は、自分で考え行動できる社員がほしいとご相談をよくいただくが、これは逆に言えば、自分で考え行動できていないということ。
しかし、小集団活動をしているメンバーに限っては、自分で考え行動することが自然とできている。 - 会社の業務直結のテーマであれば、業績アップにもつながるし、それは達成感にもつながる。
上司からも認められるので、次への原動力になる。 - グループがチームになっていく、言い換えると、さなぎから蝶に成長していく過程においては、本当に大きな変化となり、強い関係性を手に入れることができ、仕事がしやすい職場を自分たちで作っているし、会社へのエンゲージメントももちろん高まる。
などなど、挙げればきりがないほど、小集団活動のメリットは計り知れない。
言葉では感覚をうまく説明できないのももどかしい。
そして、ちょっと関わっただけでも、その企業の基盤の強さがよくわかる。
しかし、せっかくの小集団活動がうまく機能していない企業も
たまに見受けられる。
ルールに縛られていたり、
やらされ感たっぷりだったり、
やっても認められなかったり、
活動を応援すると言いながら、時間を確保させてくれなかったり、
うまくいかない要因は様々。
あなたの会社ではうまくいっていますか?
小集団活動には可能性がいっぱい。
チームビルディングそのものです。
だからこそ、とても強い会社になるのです!!!