組織の問題・課題の構造を考え、最も本質的な要素に手を打つことは、組織の成長には非常に重要かつ必須です。
本質的な要素に手を打てない場合、慢性的な問題がはびこり、それに携わる社員の士気低下、もちろん業績悪化、お客様への信頼低下など、更に様々な問題を引き起こします。
ピーター・M・センゲの「学習する組織」では、上記の考え方をシステム思考と言います。
システム思考だけでは問題は解決できない!
このシステム思考は根幹をなすものでありながらも、
人がこの問題構造を考え、
人がこの問題構造解決に着手する以上、
この問題解決に携わる人(主には社員・職員)の行動スタイルや思考スタイル、メンタルモデル(感情面)が大きく影響してきます。
そして特にリーダーのリーダーシップスタイル、行動論理、思考パターン、コミュニケーションパターン、価値観、前提、信念などが問題解決に非常に大きく影響することは言うまでもありません。
「学習する組織」では、これらを探求する“行動探求”がとても重要だと言っています。
あなたはどんなリーダーシップの力を頻繁に発揮していますか?
私が最も発揮するスタイルは、「変容者型」です。
変質者ではありません。
協働的な創造を行う「実践の力」を発揮するスタイルです。
・プロセスと目標の両方を大切にしている
・判断/決断を下すことが重要であると認識している
・できごとが起こる原因を創り出しているシステムに目を向ける
・多様な人や組織との関係性を複雑に織り合わせる
などを自分の価値観の根底において、組織に関わっています。
その他には、「再定義型」や「達成者型」をよく使っています。
そもそもこの場合の問題は何なのか、
この場合のパターンや構造はどうなっているのか、
チームメンバーの個性を最大限引き出し発揮してもらうにはどうしたらよいか、
自分はどのように協働し、新たな創造に関わるか、
またそれを常に考えています。(チェックリストと自己の棚卸しなどによる自己評価ですが)
人はそれぞれ様々なリーダーシップスタイルを発揮しています。
よく使っているものもあれば、環境によって使うものもあります。
昔は使っていたけど、今は使っていないスタイルもあります。
様々なスタイルを使えることが非常に重要です。
どんな場面でリーダーシップを発揮するかで変えるのです。
あなたがよく使っているリーダーシップスタイルは何ですか?
場合によって使えるものはなんですか?
こういうスタイルは苦手だな、と思うものは何ですか?
リーダーシップはリーダーのもの?
リーダーだけがリーダーシップを発揮しているわけではありません。
もしあなたが今、リーダーという立場になかったとしても、リーダーシップを発揮しているはずですよ。