子どものころ、
正確には、社会人になるまでは勉強が好きではなかった。
自宅で勉強した記憶は殆どない。
ありがたいことに自分の机はあったが、机の前に座った記憶は机を買ってもらった1週間くらい。
宿題はやらないか、学校でやる。
定期テストは、今日のテスト科目が何か知らないまま登校する。
大学入試は、当時の共通一次テストの1週間前だけは勉強したっけ。
そんな私だが、今は学ぶことが大好き。
今はお昼休み。今日もまたセミナーを受講している。
このご時世、オンラインで学べるので、移動の楽しみはないが、時間的な余裕ができてありがたい。
なぜ、学ぶことがやめられないのか。
世間でよく言われるのは、
“自分に満足していない。足りないものがあると思っているからそれを補いたいから”だと。
この言葉の真意は、すでに持っているものに目を向けよう。すでにいっぱい持っているよ!ということ。
それでも、学び続けたい自分がいる。
それはなぜか考えた。
学びにより変わっていくことが好き!
なのだ。
よく“勉強をしたら新しい発見ができる”と言うが、
実はそれに全くピンときていなかった。
その意味に、今頃になって気がついたのだ。
新しい発見が楽しいわけではなく、
その先に、変わっていく自分がいるからこそ楽しいんだな、と。
なるほど!と思ったり、
それってこういうこと?と思ったり、
だからこうだったんた!と思ったり。
それにより、大きな変化もあれば、小さな変化もある。
その時すぐには気づかないくらいの変化でも、何年か経ってから変化に気づくこともある。
要するに、変わることが好きなのだ。
私は変化が好きなのだ。
学びが好きじゃない人もいる。
その人はどんな感じなんだろうか?
昔の私のような感覚?
何が楽しいのかわからない?それはあるよね。
変わりたくない?それもあるよね。
面倒?それもわかる。
何か行動する原動力は、すごくやりたいことか、やらないとすごく困るか、強い強制が働くか。
それがなければ、動きたくないよね。
-脳科学の分野だと、ンフォートゾーンという言葉がある。自分の居心地の良い範囲のこと。
その居心地の良さにとどまり続けたいという感覚。
そこから一歩でてしまうと、居心地が悪くなるから元に戻りたいという感覚。
-生物学的には、ホメオスタシスが働くともいう。一定の状態を保ち続けたいという機能が働くということ。
人間は構造的に変わりたくないという機能が備わっているらしい。おもしろい!
やっぱり変わらないことを選ぶのは普通なのだろう。
私の変わることの第一歩は、「学ばないとすっごく困る!すごく嫌な思いをする!」ということだった。
それが、どんな一歩でも前に進んでみると変わることもあるんだな、と思っている。
その一歩のおかげで、変わることが実はそんなに嫌なことじゃないことを発見もできた。
変わることが実は好きなんだということも発見できた。
いや、変わることが嫌だったけど、変わることが好きになったのかもしれない。
人はどこで変わるかわからない。
誰かとの出会いで変わることもある。
セミナーや勉強会で変わることもある。
日常生活の中でのほんの一瞬の出来事で変わることもある。
そして今日も私は変化を求めている。
変わり続けていきたい。
自分に満足していないから(笑)
なのかもしれないな。
どんな一歩も、自分を変える、人生を変える一歩になるかもしれないし、ならないかもしれない。
決めるのは常に自分。