弊社の組織づくりの入門パッケージコースをご依頼いただいたM社様。
このコースは、パッケージになっているので、すでにコースの目的やゴールが設定されています。
料金もお値打ちですが、柔軟にカスタマイズできる内容ではありません。
内容にコミットメントいただいた場合のみ、ご契約させていただきます。
このコースを大変気に入っていただき、別の職層でも研修を行っていきたい、ということで今回お声がけいただきました。組織全体として底力をあげるには、離職を減らすには、課同士がうまくいっていない、などの問題もおありになるので、組織全体を見渡した上で、生産性向上の善循環を目指し、コンサルティングさせていただくことになりました。
今回のように、ご受講いただいた上でお声がけいただけることは本当に嬉しいものです。私の方こそ、このような貴重なお時間と貴重な体験をさせていただき、いつも心から感謝しています。
閑話休題。
今回、別の職層での研修も含めたコンサルティングのお打合せ。
M社様の置かれている状況、社員さんや組織・チームとして困っていること、悩んでいることなどをお伺いしました。そして、理想をお伺いしたのです。「社員さんがどのように仕事をしてくれたらよいのでしょうか?」「研修を通して、組織がどのようになったら嬉しいですか?」など、ゴール、理想をおたずねしました。
この質問、実は意外と答えることが難しい質問なのです。
なんとなくこうなったら、と答えることはできるのですが、具体的に設定するのは難しいのです。
どのレベルで答えたらよいかわからない、どの時点での理想やゴールを答えたらよいかわからない、など。答えに窮するのです。しかし、私はあえて聞くようにしています。いじめではありません。抽象的なオープンクエスチョンで答えるのが難しい場合には、より具体的な質問に変えながら、お伺いします。
完璧な回答が欲しいわけではなく、ざっくり方向性を知りたいのです。ざっくりでも方向性を教えていただけると私のほうで具体的なゴールやあるべき姿はこんな感じですか?とご提示できるからです。
ヒアリングをさせていただいていると、約9割くらいの経営者様やご担当者様が、ゴールや理想、あるべき姿をざっくり捉える傾向がある気がします。それくらい回答できなければダメだなどという気は全くありません。むしろ、私の役割が見つかり、嬉しいくらいです(笑)
人はそれぞれ得意なことをすればよいのです。お互いが補い合い、仕事が円滑に進み、業績がますますアップしたらよいのではないかと思っています。
ゴールの設定があいまいだと・・・
研修に限らず、様々なプロジェクトやイベント・事業、営業、プレゼンなど、すべてにおいてゴールや理想、あるべき姿があいまいだと、どんな手を打つと効果的なのかが不明確なまま進み、結局効果の出ない問題解決になってしまいます。
本屋に行ったけれど、具体的に本屋で何を手に入れたかったのか明確になっていなければ、本屋を一周しても欲しいものが見つからない、また、実は本屋には欲しいものはなかった、そんな状況です。
先ほどのM社様では、様々な角度からヒアリングと議論をさせていただき、無事に社長とご担当者様も合意できるゴールを設定することができました。
皆様は、どんな社員を求めているのか、会社の理想の姿、会社のあるべき姿、理想とする組織の姿など、明確になっていますか?明確になっていなければ、明確にするお手伝いをさせていただきますので、いつでもご連絡くださいね。
あるべき姿、ゴールの設定は、何か解決したいことがある場合、非常に重要なポイントですから。ここを抜きに問題解決はうまくいかないのです。