最近の企業の傾向
最近の傾向として、社員の主体性を伸ばしたい、というご相談が非常に増えています。あなたの会社の社員は、主体性をもって業務に取り組んでいますか?
大・中・小問わず多くの企業の現状は?
各企業は新しい時代に柔軟に対応すべく模索しています。
人手不足、AI・ロボット技術の革新、働き方改革、社員もお客様も価値観の多様化・・・
このような状況で人手不足&労働時間短縮しなければならなくても“業績は上げていきたい”ですよね。
そうなると、イノベーションだ!となりますね。それもとても大切です。理想を言えば下町ロケットの世界。しかし現実にはすぐに簡単にイノベーションできるものではなく、社長の想いや覚悟、意欲も能力もある社員と実行を促す風土が必要です。あなたの企業にはイノベーションできる社員がどれだけいますか?
社長の号令があったとしても、社員の意欲と能力と風土がなければそれもお念仏のように唱えるだけ。そして社員の負荷・プレッシャーを高めれば、ハラスメントやメンタル不調への不安。
お客様も同様に厳しい状況なので、BtoBであれば既存の業務においてもコストダウンや契約条件の変更を求められ、BtoCであれば、お客様の奪い合い競争は激化し、よりよい商品・サービスの提供を求められます。
この状況で会社の存続・発展の鍵を握るのは、社員しかいません。社員のパフォーマンスを上げる=意欲・能力を高めて成果を上げる以外に道はありません。
中部産業連盟の調査(2018年12月号「プログレス」)によると「企業の経営課題のトップは人材確保・育成(94%)」とのこと。社員の確保と育成、どちらも取り組まなければ、存続・発展が厳しいということは明確になっているということですね。早期にその解決に向けて取り組むことが将来の安心・安定につながります。
社員の継続的な確保は育成なしには成り立ちません。
育成・・・広い意味での社員のパフォーマンスをあげるということですよね。
パフォーマンスを上げる方法は様々です。
大きく2方向あります。
1.今すぐを求めるのであれば、
めまぐるしく変わる市場の変化に対応できる専門的知識を得て業務に活かすこと。例えば外国人を雇用することになったらそれに関する法律や言語、働き方改革の法律が施行されれば法律に関する知識など。
2.即効性はなくても社内に優秀な人材を確保し続け、会社の底力をつけることも必要です。
例えば、企業内で培った技術の伝承、そのための組織づくり・人づくり・仕組みづくりなど。
しかし、これらは社員の主体性の高さ次第でパフォーマンスが大きく変わります。多くの社員は普段、自分の力を2~3割しか発揮せずに仕事をしていると言われているほどです。発揮したくないからではなく、発揮できる場がないのです。
だからこそ、主体性を高めるための努力をしている企業が増えているのです。人を増やすことも大事ですが、それと同時に、企業にとっては既に在籍している社員の能力を最大限引き出し、貢献していただくことで大きな戦力アップを図りたいものですね。そしてこれは社員にとっては、楽しくやりがいをもった仕事ができる!ということなのです。
まさにWINーWIN!
あなたの会社では社員の主体性を高める取り組みをしていますか?