誰かに〇〇という行動をしてほしい、と思ったことはありませんか?

強制ではなく、誰かに何かをしてほしいと思った時、必ず必要になるのが「対話」です。
どんな背景で、どんな理由で、それによってどうなるのか、などをお互いに話し合うのです。

私たちは子どもの頃から、国語や算数、理解、社会、体育、図工など、様々な教科と言われる教養を、小学校、中学校と勉強してきましたよね。でも、一度たりとも対話の仕方を学んだことはありません。
皆さんはどうですか?

対話どころか、会話の仕方、コミュニケーションの取り方、議論の仕方、話し合いの仕方などなど、人とどのように話をしたらよいかを、学校で学ぶことはありませんでした。
唯一、コミュニケーションで学んだのは、敬語くらいでしょうか。

しかし、誰かに動いてもらいたいのであれば、対話は必須です。

仕事をしていると、経営者・管理職として「部下にこう動いてもらいたい」、部下として、「上司にこう動いてもらいたい」そんな場面ばかりです。
皆さんの熱意、情熱が大きければ大きいほど、誰かに何かをしてほしい、と思うものです。

対話がとても重要な方法ですが、人に何かをしてほしい、人を動かしたいと思った時にもう1つ有効な方法があります。

それは、質問と承認です。

強制的にコントロールするという意味ではなく、自発性を引き出すことができる可能性があるのが質問と承認です。
それにより、相手の行動が促進されていきます。

ぜひ、効果的な質問と承認をマスターしてくださいね。
それにより皆さんは、ますますリーダーシップを発揮できるようになりますよ。

文:菅生としこ

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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